虫歯はさまざまな原因が重なり合って発症する多因子性疾患なので、フッ化物配合歯磨剤を使っていれば虫歯にならないと言うものではありません
フッ化物配合歯磨剤
正しいブラッシング
食事コントロール
の3つを実行することが大切です
虫歯はさまざまな原因が重なり合って発症する多因子性疾患なので、フッ化物配合歯磨剤を使っていれば虫歯にならないと言うものではありません
フッ化物配合歯磨剤
正しいブラッシング
食事コントロール
の3つを実行することが大切です
保険適用と保険外適用の自費診療とに分かれます。
保険適用では、保険の種類、入れ歯の大部分を構成する「レジン床」と呼ばれるプラスチックの樹脂の種類、また歯の欠損数によっても費用は異なります。
保険外適用では金属の種類(金合金、特殊合金、チタン合金など)や歯の欠損数、また各診療所によっても費用は多少異なります。必ず、事前に説明を聞いて下さい
入れ歯には”慣れ”が必要です。今までに入れ歯を使用されていた方は、新しい入れ歯になっても比較的スムーズに移行できます。しかし、初めて入れ歯を使用される場合は、うまく使いこなすのにある程度の期間が必要です。 少しでも不具合な点があれば、早めに担当医を訪れるのが慣れへの近道です。
部分入れ歯はある一定方向からしか口の中に入れることができません。適当に無理矢理押し込もうとするとバネが変形したり、折れたりします。噛んで入れ歯を押し込むようなことはせず、指を使って確実に支えの歯に合わせるようにして下さい。はずす際には、バネの部分に爪を引っかければ比較的楽に行えます。
入れ歯は、寝るときにははずすようにしましょう。ただし、かみ合わせの状況によっては、夜間も入れ歯が必要な場合もあるので、担当医の指示に従って下さい。はずした入れ歯は、コップやプラスチック容器などに入れ歯洗浄剤を入れて、その中に保存して下さい。
手入れ
入れ歯を清掃する際には、誤って落としても壊れないように洗面器に水を少し張り、その上で行います。専用の入れ歯用ブラシを用いると効果的に清掃できます(写真13、14)。ただし、歯磨き剤は使用しないでください。毎日、入れ歯洗浄剤を用いると洗浄効果が高まります。必ず先にブラシで汚れを取り除いてから、この洗浄液につけるようにしましょう。
部分入れ歯の場合にはバネのかかっている歯、残っている歯の周り、入れ歯との境目にプラークがたまりやすいので注意して磨きましょう。
最後に
入れ歯を入れたら、半年に1度は担当医を訪れて、入れ歯や残っている歯の定期的なチェックをしてもらいましょう。患者さんご自身では気付かなくても、専門家の目からは調整、修理が必要な箇所が見つかる場合があります。いつまでも健康な口腔環境と、快適な食生活を保つ秘訣です。
フッ化物配合歯磨剤については、世界中で数多くの質の高い臨床研究が行われ、虫歯の発生を抑制することが証明されています
フッ化物配合歯磨剤を使うことで、10本虫歯になるはずの歯のうち2〜3本が虫歯にならなくてすみます
つまり、フッ化物配合歯磨剤の虫歯抑制率は、2〜3年の期間で20〜30%になります
WHO(1994)は、さらに継続してフッ化物配合歯磨剤を使用すると、虫歯抑制率は高まるという見解を公表しています
一般の歯磨き粉では、プラーク除去による虫歯予防効果は期待できますが、100%プラークを取り除く事はできません
フッ化物配合歯磨剤を使うと、プラークの中にいる虫歯菌の働きを弱めて、酸が作られるのを抑えます
さらに、フッ素が再石灰化を促進し、初期虫歯を自然に修復します
歯は毎日脱灰と再石灰化を繰り返しています 食事やおやつでお口の中の酸性が高まると、歯からカルシウムなどのミネラルが溶け出しますが(脱灰)、通常は唾液の作用で溶け出たミネラルが再び歯に沈着する再石灰化が起こります 食事の回数が多かったり、ダラダラ食べているなど、長時間酸性状態が続くと、再石灰化よりも脱灰が進んで、初期虫歯に穴が空いてしまいます
虫歯が進行し穴が空いてしまうと元には戻りません
しかし、フッ化物配合歯磨剤などのフッ素の積極的な応用を、適切なブラッシングと食事コントロールなどと組み合わせることによって、ごく初期の虫歯(ホワイトスポット)なら、進行を停止したり、修復することができます
幾本かなくなった歯やなくなった骨の一部を補い、形態や見た目の不良を回復するための入れ歯。
部分入れ歯は、生まれつき歯が少なくて隙間が広く開いていたり、むし歯や歯周病、あるいは事故、手術などで歯や骨の一部がなくなった場合、そのなくなったところを補う装置のことです。これによって、形態や見た目の不良を回復し、食事やしゃべりやすさを改善します。
治療方法
この入れ歯の治療手順は総入れ歯の手順とほぼ同様です(総入れ歯の制作手順をみて下さい)。しかし、残っている歯にむし歯や歯周病がある場合には、まずその治療を先に行ってから部分入れ歯の治療に入ります。
部分入れ歯の適応
1~2本の歯がなくなった場合には、両脇の歯を支えとして、異物感が少なく自然観のあるブリッジによる治療が可能ですが、支えになる歯が片側にしかない場合や多数の歯が失われている場合、歯があった骨の部分が広い範囲で失われている場合は、部分入れ歯の治療の適応となります。
部分入れ歯の構成
部分入れ歯は,患者さんが取りはずして手入れができるようになっていますが,食事中に沈み込んだり浮き上がったり,会話中にはずれてしまっては困ります.そこで,入れ歯には残っている歯に引っかけるためのバネ(支台装置・しだいそうち)が組み込まれています(写真1).そのほか,歯の抜けた部分に対してその歯の代わりをする人工歯(じんこうし),歯の抜けた土手や歯ぐきを補うピンク色のプラスチックでできた義歯床(ぎししょう),歯の抜けた部分が離れたところに2ヶ所以上ある場合に両方をつなぎ入れ歯を一体化する連結子(れんけつし)などがあります。これらにより、部分入れ歯はできています.
歯茎がさがり、歯の根の部分が露出してくると、そこに虫歯ができることがあります
この虫歯を「根面う蝕」と言い、年をとるごとに増加する傾向があります
この虫歯は発見しにくく、治療が難しいため、歯を失うことにもなりかねません
根面以外にも詰め物の周辺や矯正治療中の歯など、大人も虫歯の危険があります
アメリカやヨーロッパなどの先進国では、1970年代から80年代にかけて著しい虫歯の減少が見られます
虫歯が急減した国々に共通しているのは、フッ化物配合歯磨剤のシェアの上昇です
日本でも同様に、虫歯の減少の要因はフッ化物配合歯磨剤の利用であるという傾向が見られます
残念ながら現在の日本では、虫歯ができるのは当たり前と考えている人が多いようです
しかし、他の先進諸国では虫歯の罹患率が著しく減少し、カリエスフリー(虫歯を経験したことが無い状態)の永久歯列をもつ子どもたちが増えています
子どもの間は虫歯にならないことが当たり前
という時代が来ているのではないでしょうか?