年代による進行速度の違い
虫歯の進行速度は、年齢によっても変わってきます。
永久歯の進行速度は、一般的に年齢が25歳以下であるか25歳を超えているかによっても異なります。
25歳以下では、永久歯にあるエナメル質がまだ完成しておらず、柔らかい状態となっているため、虫歯が速く進行し、
目安としては、25歳以下の方はC1が半年ほどでC2に変わります。
25歳を超えた方のエナメル質は完成して硬くなっているため、比較的遅いスピードで進行するようになります。
目安として、C1がC2に変わるまでには、半年から1年ほどかかります。
年代によ乳歯と永久歯の進行速度の違い
虫歯の進行速度について考える際には、乳歯と永久歯を分ける必要があり、乳歯は、永久歯よりも歯質がやわらかいため、虫歯の進行スピードが速く、極端なケースでは、1〜2週間でも目に見える変化が認められます。
また、生えたばかりの永久歯は、まだエナメル質が成熟していません。
乳歯ほどやわらかいわけではありませんが、虫歯の進行スピードは比較的速いです。
エナメル質と象牙質の進行速度の違い
歯の見えている部分で、白くつやつやしている部分をエナメル質、その下のやや黄色っぽい色をした部分を象牙質といいますが、虫歯の進行は、エナメル質(C1)から象牙質(C2)になるのに半年から1年かかります。
また、象牙質(C2)になってからは進行速度が速まり、神経まで届く虫歯(C3)になるのは、その倍くらいのスピードです。