なぜフッ化物によって虫歯が予防できるの?

一般の歯磨き粉では、プラーク除去による虫歯予防効果は期待できますが、100%プラークを取り除く事はできません

フッ化物配合歯磨剤を使うと、プラークの中にいる虫歯菌の働きを弱めて、酸が作られるのを抑えます

さらに、フッ素が再石灰化を促進し、初期虫歯を自然に修復します

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なぜ虫歯はできるの?

歯は毎日脱灰と再石灰化を繰り返しています 食事やおやつでお口の中の酸性が高まると、歯からカルシウムなどのミネラルが溶け出しますが(脱灰)、通常は唾液の作用で溶け出たミネラルが再び歯に沈着する再石灰化が起こります 食事の回数が多かったり、ダラダラ食べているなど、長時間酸性状態が続くと、再石灰化よりも脱灰が進んで、初期虫歯に穴が空いてしまいますあみのデンタルクリニック

虫歯になったら治らない?

虫歯が進行し穴が空いてしまうと元には戻りません

しかし、フッ化物配合歯磨剤などのフッ素の積極的な応用を、適切なブラッシングと食事コントロールなどと組み合わせることによって、ごく初期の虫歯(ホワイトスポット)なら、進行を停止したり、修復することができます

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部分入れ歯とは

幾本かなくなった歯やなくなった骨の一部を補い、形態や見た目の不良を回復するための入れ歯。

部分入れ歯は、生まれつき歯が少なくて隙間が広く開いていたり、むし歯や歯周病、あるいは事故、手術などで歯や骨の一部がなくなった場合、そのなくなったところを補う装置のことです。これによって、形態や見た目の不良を回復し、食事やしゃべりやすさを改善します。

治療方法

この入れ歯の治療手順は総入れ歯の手順とほぼ同様です(総入れ歯の制作手順をみて下さい)。しかし、残っている歯にむし歯や歯周病がある場合には、まずその治療を先に行ってから部分入れ歯の治療に入ります。

部分入れ歯の適応

1~2本の歯がなくなった場合には、両脇の歯を支えとして、異物感が少なく自然観のあるブリッジによる治療が可能ですが、支えになる歯が片側にしかない場合や多数の歯が失われている場合、歯があった骨の部分が広い範囲で失われている場合は、部分入れ歯の治療の適応となります。

部分入れ歯の構成

部分入れ歯は,患者さんが取りはずして手入れができるようになっていますが,食事中に沈み込んだり浮き上がったり,会話中にはずれてしまっては困ります.そこで,入れ歯には残っている歯に引っかけるためのバネ(支台装置・しだいそうち)が組み込まれています(写真1).そのほか,歯の抜けた部分に対してその歯の代わりをする人工歯(じんこうし),歯の抜けた土手や歯ぐきを補うピンク色のプラスチックでできた義歯床(ぎししょう),歯の抜けた部分が離れたところに2ヶ所以上ある場合に両方をつなぎ入れ歯を一体化する連結子(れんけつし)などがあります。これらにより、部分入れ歯はできています.

虫歯になりやすいのは子供だけなの?

歯茎がさがり、歯の根の部分が露出してくると、そこに虫歯ができることがあります

この虫歯を「根面う蝕」と言い、年をとるごとに増加する傾向があります

この虫歯は発見しにくく、治療が難しいため、歯を失うことにもなりかねません

根面以外にも詰め物の周辺や矯正治療中の歯など、大人も虫歯の危険があります

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虫歯ができるのは当たり前なの?

残念ながら現在の日本では、虫歯ができるのは当たり前と考えている人が多いようです

しかし、他の先進諸国では虫歯の罹患率が著しく減少し、カリエスフリー(虫歯を経験したことが無い状態)の永久歯列をもつ子どもたちが増えています

子どもの間は虫歯にならないことが当たり前

という時代が来ているのではないでしょうか?

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総入れ歯とは

総入れ歯とは

上顎または下顎の歯をすべて失った場合の入れ歯。

人間の歯は、親知らず(第3大臼歯)を含めると、上下左右全部で32本あります。これらが何らかの原因で抜けていき、歯が1本も無い人を無歯顎者と呼びます。無歯顎者が食べたり話したりする機能を回復するために、口の中へ入れる人工の装置を総入れ歯と呼びます。総入れ歯を装着することによって、QOLが向上します。

総入れ歯の種類

総入れ歯は、歯ぐきを作る材料によって大きく2つに分けられます.レジンと呼ばれるプラスチックの樹脂で出来たもの(健康保険適用)と、チタン等の金属で出来たもの(一部保険からの負担あり)です。金属の入れ歯は、薄く温度感覚に優れているので、装着感が良好です。また、壊れにくいという特徴もあります。