歯周病の主な原因はプラーク(歯垢)です プラークは細菌の塊です この細菌が出す毒素によって歯肉が腫れ、歯周ポケットや歯槽骨の吸収が生じ歯周病となるのです
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消毒と滅菌
●除菌(基本的に医学用語ではない)
対象となるものから菌を除いて減らすことであり、減らす程度の割合を含まない概念
●消毒(殺菌)
人に対して有害な微生物のみを無害化すること
●滅菌
全ての微生物を殺すこと(完全に死滅させること)
シー、シーオーって何?
読んで字の通りC、COになります
歯科検診で聞くことがあるかと思います
Cは虫歯、COは白斑や脱灰が見られるが虫歯では無い歯を指します
フッ化物配合歯磨剤は飲み込んでも大丈夫?
歯ブラシの上に取った歯磨剤の全量を飲み込んだとしても、フッ化物配合歯磨剤の1日使用量はフッ素の急性毒性を大きく下回っています
したがって、フッ化物配合歯磨剤は、万が一飲み込んでしまったとしても大丈夫です
また、慢性毒性として問題になるのは歯のフッ素症ですが、その発症の可能性はせいぜい4歳くらいまでの大量飲み込みです
しかも歯磨剤を吐き出していれば問題ありません
1日に何回フッ化物配合歯磨剤で歯を磨けば良いの?
食事のたびに脱灰が起きます また寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、唾液による再石灰化作用が低下します
そこで、毎食後3回と、寝る前にフッ化物配合歯磨剤を使うと良いでしょう
フッ化物配合歯磨剤の使用後はどのくらいの量で何回洗口すればいいの?
フッ化物配合歯磨剤の虫歯予防効果を期待するには、フッ素が口腔内に長く留まることが必要ですが、使用後の過度のすすぎは口腔内に留まるフッ素を減らします
現在はフッ化物配合歯磨剤による歯磨き後、約15mlの水で一回(5秒程度)の少量洗口が推奨されています
フッ化物配合歯磨剤の効果的な使用法は?
フッ化物配合歯磨剤の効果を高めるには、再石灰化を促進する有効濃度のフッ素を長時間口腔内に保持することが必要です
つまり、口腔内のフッ素を保持させるために、
洗口量を少なくする、一日の使用回数を多くすることなどがポイントです
フッ化物配合歯磨剤は、吐き出した後も効果あるの?
フッ化物配合歯磨剤は、吐き出し、洗口したあとでも微量のフッ素が口腔内にとどまります
とどまったフッ素が再石灰化の促進に有効な濃度(0.05〜0.1ppmF)以上存在することで、
吐き出した後も再石灰化は促進されます
ただし、有効濃度以上のフッ素がとどまる時間は、使用方法によって短くなってしまいます
フッ化物配合歯磨剤を使っていれば、虫歯予防は大丈夫?
虫歯はさまざまな原因が重なり合って発症する多因子性疾患なので、フッ化物配合歯磨剤を使っていれば虫歯にならないと言うものではありません
フッ化物配合歯磨剤
正しいブラッシング
食事コントロール
の3つを実行することが大切です
フッ化物配合歯磨剤の虫歯予防効果は?
フッ化物配合歯磨剤については、世界中で数多くの質の高い臨床研究が行われ、虫歯の発生を抑制することが証明されています
フッ化物配合歯磨剤を使うことで、10本虫歯になるはずの歯のうち2〜3本が虫歯にならなくてすみます
つまり、フッ化物配合歯磨剤の虫歯抑制率は、2〜3年の期間で20〜30%になります
WHO(1994)は、さらに継続してフッ化物配合歯磨剤を使用すると、虫歯抑制率は高まるという見解を公表しています